私は一人っ子で、子供はいない。夫と両親は亡くなった。
今は天涯孤独の身である。
そんなわけで私は仏壇を守っている。位牌は4柱ある。
もう長いこと(約10年)一人で仏壇を守ってきた。
どういうわけか、私は小さい頃から仏壇の守りをする子供だった。
自発的に仏壇の拭き掃除などをやり始めたのは中学生の頃である。
思えば、その頃から、私は仏壇を守る使命(?)を持っていたのだろう。
仏壇を守るということは、仏前に水と花と、線香を毎日供え
時々は、季節の食べ物も供える。盆と彼岸の時には、それ用の
供え物をする。
最近、仏壇の守りをするのに疲れて来た
私が死んだら、今の仏壇と位牌を守る者がいない。
どこかで方を付けなければ、と思い始めた。
私が死んだ後。残された位牌や仏壇を見た人は始末に困るだろう。
仏壇と位牌を始末してくれるのは、第一にお寺である。
お寺に頼めば仏壇の御霊抜きをしてくれて、炊き上げ(燃やす)てくれる。
位牌を引き取ってお寺でお守りしてくれる。
これについて、お寺に聞いてみた。そうしたら、お位牌は、1柱40万で
お守りをしてくれるそうである。4柱あれば160万で、かなり辛い金額だ。
位牌と仏壇を始末してくれる業者もあり、
仏壇と位牌の御霊抜きをしてくれてて、炊き上げてくれる。
これだと、位牌1柱 一万円くらいからできるようだ。
仏壇、というのは、ただの入れ物だから、燃やしてしまうことは気にならないが
位牌の方は、燃やして(炊きあげて)しまうのがいささか気になる。
ただ、金額的にお寺でお守りしてもらうより、炊きあげてもらったほうが
助かる。
今すぐ、位牌の始末をしよう、というのではないから、もう少し時間をかけて
決めたいと思う。