愛する人との死別から立ち直るために 今考えること

家族と死別して、天涯孤独になった女性が、統合失調症を発症しながら寛解、少しずつ立ち直ろうとする記録

統合失調症 家族

母親の葬式を出す時、母親がいなくなったのが信じられなかった。

あの日、私は病院の外の喫茶店でモーニングサービスを頼んでいました。 トーストとコーヒーの朝食をとっていると、急に心の中がさびしい気持ちになりました。寂しい、さびしい、地獄のように寂しい。 母親は10日で死ぬと、医者から言われていました。人が一…

母親が死んだ日、菩薩様のように優しい、と言われた母が死んだ。

父親が死んで10ヶ月後、今度は母親が死にました。 元々心臓と肝臓が悪く、血圧が高い人でした。 ある日、動脈瘤から血栓が飛び、それが血管に詰まりました。 医者はあと10日しか生きられない、と言いました。 「人工透析を始めれば1ヶ月くらい寿命が延びるか…

自分の心の闇を覗く 父親の死に泣けるには時間が必要だった。

父親が死んだとき、私は泣きませんでした。 父親の介護には手が掛かりましたので、悲しい、というより「ほっとした」気持が強かったのです。 父が死んだとき、私は泣かなかった。父親が焼かれる時も、私は泣かなかった。それはまだ、私の母親が残っていたか…

孤独の足音が聞こえ始めた。ある日、父親が死んだ。

9年前の12月15日に、父親が亡くなりました。 父親は長く患っていました。 元々丈夫な人でしたが、あるとき、帯状疱疹になりました。 すぐに気が付けば良かったのですが、元々アレルギーのある人でしたので 最初の兆候を見逃しました。 病気に気付いた時は、…