愛する人との死別から立ち直るために 今考えること

家族と死別して、天涯孤独になった女性が、統合失調症を発症しながら寛解、少しずつ立ち直ろうとする記録

メンタルクリニックでできた友達 やはり普通とは違うのだなあ。

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私はメンタルクリニックに通っています。だいたい週に1度です。
月に2回、主治医と話し、月に4回デイケア、と称して体操教室に通っています。
 
主治医の診察と体操教室を重なるように予約をとっているので、だいたい週に一度の通院になります。
 
そのデイケアの体操教室で、女性の女性二人と友だちになりました。
一人は自殺未遂をしたことがあり、もう一人も自殺を考えたことがある、と言っていました。
 
ちなみに私は自殺を本気で考えたことがありません。
体操をやりながら、その女性二人が「カラオケに行きたいね」
 
と、言っていたので、体操帰りに「カラオケ行く?」
と聞いてみました。
 
そしたら、女性Aが延々と悩みだすのです。
「行きたいけれど、今日はグループミーティングがある」と言うので
 
「じゃあ行けないね」と私が言うと
「でも、グループだから、私一人休んでもだいじょうぶだから」とAは言います。
 

些細なことを延々と悩む、精神を病んでいる、のはそんなことから

 
「じゃあ、行くの?」と聞くと
「ああ、どうしよう。どうしよう」
 
と、延々と悩み出します。
私はしびれを切らして
「じゃあ、カラオケ止めた、私は帰る」
 
と、言って帰ってきました。
思い出すと、こんなことがありました。
 
メンタルクリニックには無料の飲料機が置いてあります。
コーヒー、紅茶、お茶、冷水が、誰でも自由に飲めるのです。
 
私はいつもコーヒーを飲んでいました。
と、Aがお茶を飲みたい、と言うのです。
 
「お茶、飲めばいいじゃない」
と、私が言うと
「でも無料で飲むのは悪い」
とAが言い募るので、
 
「待ち時間が長いから、無料で飲めるようにしてあるんだよ、気にしないで飲めば」
と、言って、Aにお茶を淹れて上げました。
私はそこで、思いました。
 
Aはやはり、病気なのです。普通の人が悩まないことを悩む。
カラオケのだって
 
「カラオケ行きたいけれど、今日はグループミーティングがあるからやめとく、ごめんね」
と、言えば済むことなのです。
 
それを延々と悩む。。。。そこが病気なんでしょう。
私はメンタルクリニックに通う人を仏の人、としてしゃべりかけてきましたが
 
やはり、普通ではない。
あちこちから怒られるかもしれませんが、「深く付き合ってはいけない人々」だったのです。
 
私は「もうカラオケ行かない!」 とAに言いました。
もしかして、その一言で Aは自殺する可能性があるかもしれません。
 
ああ、もうメンタルクリニックに通う人々とは「おはよう」「さようなら」
だけの付き合いにしよう、と思った日でした。