愛する人との死別から立ち直るために 今考えること

家族と死別して、天涯孤独になった女性が、統合失調症を発症しながら寛解、少しずつ立ち直ろうとする記録

ワープロ専用機についておじいさんに聞かれた。

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私は統合失調症のために、家で落ち着いてパソコンを打つことができない。
で、たいてい、ノートパソコンを持ち歩いて(重い)
 
喫茶店とか図書館とかファミレスで、パソコン打ちをしているんだが、
昨日、ファミレスでパソコン打ちをしていたら、知らないおじいさんに声を掛けられた。
 
「お仕事中すみません、今お使いになっているのは何ですか?」
「パソコンですが」
 

パソコンとワープロ専用機は似ているけどちがうんだ。

 
「パソコンとワープロとどうちがうんですか?」
「ワープロは文章を打つだけですが、パソコンはネットとか、絵を描くとかいろいろなことができます」
 
「いや、そういうことはできなくていいんですが」
と、いう会話を3回繰り返した。^^;
聞いていると、おじいさんは89歳で、ずっとワープロ専用機を使っていたらしい。
 
で、長期入院をして、家に帰るとワープロの使い方を忘れていたそうだ。
「どこかにワープロを教えてくれる教室はありませんかねえ」
 
「ワープロ教室はないですねえ、パソコン教室ならたくさんあらりますが」
「で。パソコンとワープロとどうちがうんですか?」
 
というわけで、最初の質問に戻ってしまう。
念のため、聞いてみた。
 
「お使いのワープロは文字盤があいうえお順になっていましたか?」
「そうです、それを人差し指一本で打ってました」
 
うーん、これは私の手に負えない。
「もうワープロは売っていないので、パソコンを習われたらどうですか?」
「でも私のパソコンは、ちゃんと動くし壊れてないんです」
 
「では、ワープロの説明書を読んで、もう一度使ってみたらどうでしょう」
「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」
私の助言はお役に立たなかったらしい。
ワープロのメーカーも、あいうえお順のキーボードとか、罪作りなもんを作ったよなあ。
 
おじいさんは、ワープロで自分の歴史を書きたいそうだ。
でも、私の手には負えない。
おじいさんは諦めて帰って行った。
 
ワープロ専用機、私も5年位使った覚えがある。
そして、パソコンに移行した。パソコン、やっておいて良かったよなあ。