思えば、これで手乗り文鳥を飼うのは4羽目だ。
最初は桜文鳥、よくなついていたが、私の手違いで逃がしてしまった。
2羽目も桜文鳥、この子は5年ほどいたが、母親が間違って踏んでしまい。
死んでしまった。
3羽目は白文鳥、病気を持っていて、買って来て3週間ほどで死んでしまった。
普通の獣医に連れて行ったら、辛い治療をされて、可哀想だった。
4羽目が昨日死んだシナモン文鳥で、老衰で死んだ。
このシナモン文鳥は両親が生きている時から飼っていた。
両親が死んで、辛い時も遊び相手になってくれていた。
私のためだけに生まれてきてくれた文鳥だった。
甘えん坊で、弱虫で、私のそばからはなれなかった。。。。いい相棒だった。
私が統合失調症で患っていた時も、いつも文鳥がいてくれた。
そして今、統合失調症の症状が軽くなって、少しパートで働くようになってから
文鳥は死んでいった。まるで私がよくなるのを待っていたかのように。
また文鳥が飼いたい。また手の上で眠る文鳥と一緒に暮らしたい。
だが、私は一人暮らしだ。もし私が入院するような病気になったら、飼っている文鳥をどうするのだ。
文鳥を預かってくれるような知り合いはいない。
だからもう、私は文鳥を飼わない。もう文鳥を飼わない。
今日、夜8時、マンションの庭の片隅に、文鳥を埋葬した。