死別後 日記
手かざし、というのを受けて、だんだんに良くなってくるのだと思っていたのですが 私の症状は、手かざし というのを受けて増々ひどくなりました。 手かざしを受けている間、ずっと泣いていたりしました。 宗教ではそれを「御霊様が憑く」と言いました。 御霊…
何度も書くようですが、私には家族、兄弟がなく、天涯孤独です。 天涯孤独、というのは言葉で言えばカッコいいようにも思えますが 実際は本当に大変です。 まず、助けてくれる人がいません。 アパートを借りようとしても、保証人がないわけです。 入院したと…
天涯孤独になって、丸八年。 私はずっと変わりませんでした。 大嫌いな土地に住んでいます。収入もロクにありません。 それなのに何故生きていられるか? というと 亡くなった夫の保険金と、父母が残した多少の貯金があるからです。 持っている金で細々と生…
父も母も、お棺に遺体を入れる時、葬儀社の用意した白い着物は着せませんでした。 母には金茶のレースのブラウスに、コサージュ、真珠のネックレスを付けました。新しい下着、新しい靴下、新しい靴も入れました。 父には一張羅の黒いダブルのスーツを着せま…
母が死んで、1年目、私は母の遺した物を整理しようとしていました。 詳しく言えば、母が遺した写真、母が遺した手紙(多分知り合いからもらったものでしょう)それから母が若い時に着た振袖と丸帯。 それらを、近所の神社のお炊き上げで燃やそうと思いまし…
親が死んで、私は天涯孤独となり、寂しかったです。 とても、とても寂しかったです。 でも、その寂しさを感じませんでした。と、いうより感情が麻痺していました。 で、気晴らしに買い物をしました。気晴らしの買い物、といっても、元が貧乏なので、ダイヤや…