愛する人との死別から立ち直るために 今考えること

家族と死別して、天涯孤独になった女性が、統合失調症を発症しながら寛解、少しずつ立ち直ろうとする記録

心の虚しさを買い物で発散していた日々

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親が死んで、私は天涯孤独となり、寂しかったです。

とても、とても寂しかったです。

 

でも、その寂しさを感じませんでした。と、いうより感情が麻痺していました。

で、気晴らしに買い物をしました。気晴らしの買い物、といっても、元が貧乏なので、ダイヤやブランドバッグなどを買い集めていたわけではありません。

 

私はひたすら、なべだのコーヒーカップだのを買い集めていました。

1万円の鍋、5千円のコーヒーカップ、1万円のカーディガン、そんなものを買っていました。一番高かったのは母の1周忌に買った絵画です。10万でした。

 

あと、一人で旅に出ました。海外旅行ではありません。

5千円で行けるバス旅行が2回、千葉と鎌倉です。

 

傷心旅行って、言葉は綺麗だけど、辛いです。

 

桜が見たくて、弘前まで、高速バスで行きました。食事代や電車賃などを入れても2万はかかりませんでした。

弘前の桜は美しかったですが、家族ずれが多くて、さびしかったです。

 

ある年の大晦日は伊勢神宮に行きました。バス旅行で、土産代を入れても2万はかかりませんでした。

 

一番状態がひどいときに行ったのは、上高地でした。一人でバスに乗り

美しい景色の中を一人で泣きながら歩いてました。あんなにひどい気分の時間は他にあまりまりません。

 

あと、もう一枚絵を買いました。3万です。

 

自分でもよく覚えているものだとは思いますが、全部で40万くらいしか使っていないのは、自分がケチだからでしょう。

 

もっとも40万くらいしか、と言うのか、40万も、というのか、

私ははよくわかりません。