愛する人との死別から立ち直るために 今考えること

家族と死別して、天涯孤独になった女性が、統合失調症を発症しながら寛解、少しずつ立ち直ろうとする記録

統合失調症、一番辛かった時期を支えてくれたおばあさん

何度も書くようですが、私には家族、兄弟がなく、天涯孤独です。

天涯孤独、というのは言葉で言えばカッコいいようにも思えますが

実際は本当に大変です。

 

まず、助けてくれる人がいません。

アパートを借りようとしても、保証人がないわけです。

入院したとしても、保証人欄に書く名前がありません。

 

今のところ入院する予定もありませんが

将来はどうなるかわかりません。

一生入院しないで済む、というわけにもいかないでしょう。

 

実際に、私のマンションの上階が騒音を立てても

夫がいれば、夫が言いに行ってくれるでしょう。

でも、私には守ってくれる人がいません。

自分で自分を守るしか方法がないんです。

これはいいかげんきついことです。

 

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で、私は上階の立てる騒音で統合失調症になりました。

日々、自分の部屋にいるのが怖いのです。

上から音が降ってくる、というのが大変辛いことでした。

 

世の中に善意だけで動いてくれる人がいる。

 

そんな時、下の階に住んでいるおばあさんが、私を助けてくれました。

毎晩、私を自宅に呼んでくれたのです。

私は毎晩、毎晩、おばさんの家でテレビを見ておしゃべりをしていました。

 

おばあさんの家には犬がいて、その犬は大変私になついていました。

毎晩毎晩、おばあさんの家で犬と遊んでいました。

時には夜11時までおばあさんの家にいました。

 

その頃が一番辛かったです。

おばあさんがいてくれなければ、どうなっていたかわかりません。

 

助けというのは、思いがけないところから来ます。

それは、友達とか親戚とかではなく、近所のおばあさんだったんです。

 

それは、6年くらい前のことですが、

思い出すと、涙が出て来ます。