愛する人との死別から立ち直るために 今考えること

家族と死別して、天涯孤独になった女性が、統合失調症を発症しながら寛解、少しずつ立ち直ろうとする記録

統合失調症の発症を知らず、私は宗教に助けを求めた

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毎日、恐怖感にとらわれて暮らしていた、ある日

私の郵便受けに一通のチラシが入りました。

それは「手かざし」と言われる宗教のチラシでした。

 

その「手かざし宗教」の道場と呼ばれる場所は

私の家から自転車で行ける距離にありました。

 

私は自転車を漕いで、その道場に向かいました。

そして、手かざし、というのを受けました。

家にいるのが嫌で、毎日道場に通い、手かざしを受けました。

 

手かざしを受けているうちに、幻聴が聞こえるようになった

 

10日もたった頃でしょうか、私の耳に声が聞こえだしました。

「ろうそくが消えた」と私の中の声は言いました。

 

「雪の中で死んでいたお前を見ていた」

さらに声は聞こえました。

 

私は霊が憑いた、と思い、さらに熱心に道場に通いました。

けれど、道場に通っても、通っても声は聞こえるのでした。

 

そして、私は「手かざし」の宗教に入信しました。

入信するのに10万くらいのお金がかかりましたが

私は夢中でした。

 

入信して手かざしを受ける際

私に向かって光の輪が走ってくるのが見えました。

 

そして私の耳にははっきりと聞こえたのです。

「私はあなたの守り神です」

という声が。