愛する人との死別から立ち直るために 今考えること

家族と死別して、天涯孤独になった女性が、統合失調症を発症しながら寛解、少しずつ立ち直ろうとする記録

心療内科の患者と話し合う。家族の問題と自殺未遂と

f:id:yume-oi:20160328172242j:plain

 

私は週に一度、心療内科のディケアに通っているのだが、

ディケアに来ている方たちは、皆明るくて、一見、どこも悪いところがないように見える。

 

でも、今日聞いたら、一人の女性が自殺未遂をした、と言っていた。

どういうことか? と聞いたら、オーバードーズとか言うのだろうか

抗精神病薬を大量に飲んだらしい。

 

意識が無くなり、気がついたら、病院のベッドの上に手足を拘束されて寝ていたそうである。

 

薬をどうやって、大量に集めるか? というと、何軒もの医者を回って

薬をもらってくるらしい。

 

で、彼女は助かり

「自殺するより、助かった後の時間の方が何倍も苦しい、もう二度とやらない」

そうである。

 

DVとか毒親とか、割合世間には多いんだよね

 

彼女の生活を聞いてみると、幼い頃からの父親のDV、兄弟からの暴力などで

ひどい鬱病になった、といっていた。

 

DVの父親は高齢になって、ボケが始まり、何度も警察沙汰になって

介護施設に引きとらえたそうである。

 

今現在、彼女は父親の残した家に一人で住んでいる。

近所からの干渉がひどく、引っ越したいが引っ越せない状態だそうだ。

 

彼女にかかわらず、心療内科で治療を受けている人

例えば、うつ病、とか統合失調症とか、その他とか

原因はほぼ100%家庭にある。

 

端的に言えば、親の過交渉か、徹底的な無関心、どちらかである。

 

過交渉の例としては、勉強のさせずぎ、習い事のさせすぎ、親の道徳感の押し付けがあり

無関心の例としては、子供がどんなに頑張っても、親が関心を示さない、ほとんど放任

という状態がある。

 

人間の心というのは強いようで、結構弱く、長期間の精神不安定は

体の不調を呼ぶ。

 

自殺未遂の彼女も、まだ40代であるのに背中が痛い、腰が痛い、喉が痛い、目が眩しくて部屋の中でもサングラス必須だ、などと言っていた。