私は週に一度、心療内科のディケアに通っているのだが、
ディケアに来ている方たちは、皆明るくて、一見、どこも悪いところがないように見える。
でも、今日聞いたら、一人の女性が自殺未遂をした、と言っていた。
どういうことか? と聞いたら、オーバードーズとか言うのだろうか
抗精神病薬を大量に飲んだらしい。
意識が無くなり、気がついたら、病院のベッドの上に手足を拘束されて寝ていたそうである。
薬をどうやって、大量に集めるか? というと、何軒もの医者を回って
薬をもらってくるらしい。
で、彼女は助かり
「自殺するより、助かった後の時間の方が何倍も苦しい、もう二度とやらない」
そうである。
DVとか毒親とか、割合世間には多いんだよね
彼女の生活を聞いてみると、幼い頃からの父親のDV、兄弟からの暴力などで
ひどい鬱病になった、といっていた。
DVの父親は高齢になって、ボケが始まり、何度も警察沙汰になって
介護施設に引きとらえたそうである。
今現在、彼女は父親の残した家に一人で住んでいる。
近所からの干渉がひどく、引っ越したいが引っ越せない状態だそうだ。
彼女にかかわらず、心療内科で治療を受けている人
例えば、うつ病、とか統合失調症とか、その他とか
原因はほぼ100%家庭にある。
端的に言えば、親の過交渉か、徹底的な無関心、どちらかである。
過交渉の例としては、勉強のさせずぎ、習い事のさせすぎ、親の道徳感の押し付けがあり
無関心の例としては、子供がどんなに頑張っても、親が関心を示さない、ほとんど放任
という状態がある。
人間の心というのは強いようで、結構弱く、長期間の精神不安定は
体の不調を呼ぶ。
自殺未遂の彼女も、まだ40代であるのに背中が痛い、腰が痛い、喉が痛い、目が眩しくて部屋の中でもサングラス必須だ、などと言っていた。