これは私のマンションの下の階に住んでいるおばあさんから聞いた話だが
おばあさんが昔、和菓子屋さんでパートで働いていた。
その和菓子屋では一匹の犬を飼っていた。
その犬が、ある日、老衰で死んだ。
それから二日後、おばあさんが、和菓子屋で掃除をしていると
和菓子屋の曇りガラスにくっきりと死んだ犬の影が浮かんだ。
おばあさんは、店の主人と働いている同僚を呼んで
「ほら、犬がお礼にきたのよ」と言ったという。
その時、店の主人とパートで働いている人、4~5人が
犬の影を見たという。
「だから、私の見間違いじゃないのよ、あの犬はお礼に出てきたのよ」
とおばあさんは言った。
人間でも動物でも、魂は本当にある、と思う。
それから、これは鳥の話だが、ネットで読んだ話だ。
ある人が、手乗りのセキセイインコを飼っていた。
セキセイインコは老衰で死んだ。
そのセキセイインコをベランダの植木鉢に埋めた。
インコが死んで49日目。ベランダにでたセキセイインコの飼い主が見たものは
植木鉢の中から出てくるセキセイインコの姿だったという。
そんなわけで、私は魂も49日の言い伝えも信じている。